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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2025
孤高のサムライ・大槻智春は史上3人目の地元Vへ。首位と2打差
大会史上3人目の地元Vへ。
大槻智春(おおつき・ともはる)が、3日連続「69」をマーク。

2番をパー4にして、パー70で行った予選2日は日々1アンダー、同パー5でパー71のきょうは2アンダーと、コツコツと積み重ねて通算4アンダーは首位と2打差の5位タイ。
2バーディ、2ボギーのイーブンパーで迎えた残り2ホールは圧巻だった。
最難関の17番で3メートルのチャンスを決めると、最後18番のバーディトライは10メートルほどあったという。
「きょうは本当にラインの読みが難しいところが多くて、タッチも合いにくかったですが、最後の何ホールかですごくいいパッティングが出来たかと思います」と、上りの連続バーディ締めに、満足感が漂う。
茨城県の神栖市出身。
笠間市のここ宍戸ヒルズカントリークラブは、車でも1時間ほどかかるが、ロープの外にたくさんの地元ファンが見える。
地元Vなら2005年の細川和彦(ほそかわ・かずひこ)と、2007年の片山晋呉(かたやま・しんご)以来3人目。
「本当に期待をしていただいていると思うので。それを力にできればいい」。
先々週からV者が続く日大出身。
大会は、2018年から出場を続けて(20年は開催休止)21年に10位と、22年に7位と、宍戸との相性も悪くない。
2023年以来のツアー通算4勝目へ。
「今日と変わらずにボギーを少なくして、取れるところでバーディーを取って。流れを作れればと思います」。
1つに結わえた髪は孤高のサムライさながら。情熱を胸に秘め、静かに刀を研ぎすます。














