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「監督に呼ばれなかった」大学時代「蟬川くんはちゃんとしてる」でも「後輩には負けたくない」1差2位の片岡尚之

プロ4年目の片岡尚之が通算10アンダーで、2日目のプレーを終えた時には、大学後輩の蟬川泰果(せみかわ・たいが)さんに1差の2位。「えっ、そうなんですか?」と、全然状況を知らずに上がった。

 

でも「驚かない。上手いし、実力がありますし、結果も残している。大学で1年かぶってますが、その時も凄い子が入ってきたな、と」。

 

蟬川さんは今年、ゴルフ部キャプテンに就任したが、「“ちゃんとした子”が選ばれる。だから僕は監督に呼ばれなかった」と、苦笑いで自身の在学時を振り返った。

 

片岡もナショナルチーム出身だが、足裏でグリーンの傾斜を読み取る技法の「エイムポイント」は使わない。

「僕も習いましたが、足で感じ取る繊細さはなかった」と自虐を言ったが、見た目と感性に頼る方法で、昨季の平均パットで1位に。

 

練習ラウンド時も、グリーンの傾斜をコースメモに書くのはあくまでグリーンにボールを乗せる位置を定める際の「セカンドショット用」と言い、グリーン上では歩測もしない。

 

「距離に応じてカップまで何等分かに分けて読むと、ラインが見えてくる感じ」と、6番でも感覚を駆使してカップ3つ分くらい曲がる4メートルのフックラインを読み切りバーディ。

「ショットからしたら、このスコアは上出来。パットはほぼ100点。ほんとにパットが入ってくれた」と、今週もまた2戦続きでV争いに加わった。

 

「ショットが思う通りに打てない。絶不調」と言いながら、昨年5月の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP(ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ)by サトウ食品」でツアー初優勝。

その後もたびたび優勝争いに加わり、先週の国内初戦「東建ホームメイトカップ」では1差の3位に入った。

 

次のツアー通算2勝目も近い。

プレー後に、首位を走る大学後輩の蟬川さんをやっと視野に捕らえて「やっぱり、負けたくない。先輩として僕が勝てるように頑張ります」と、プロの矜持を示してみせた。

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