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〜全英への道〜ミズノオープン 2021

今日はそよ風。米2部でもまれた小斉平優和は5差5位も「優勝したい」

ザザッ……©JGTOimages
苦しんで戻った甲斐はあった。プロ6年目の小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が、3日目の第2ラウンドで「67」。

ますます風が強くなった最後の18番パー5はフォローの風に乗せ、218ヤードを2オン2パット。
通算8アンダーまで伸ばして優勝争いに加わり、「全英オープンに凄い行きたい気持ちがあります」。
切実な思いを口にした。

昨年は米二部のコーンフェリーツアーに挑戦。だが、出場19試合で予選落ち13回と苦戦した。
「飛距離は諦めていましたけど、向こうではかなり飛ぶ選手でも、アプローチやパターが凄く上手い。実力不足でした」と、今年3月の出場を最後に、いったん撤退。

QTランク19位で出場資格を持つ日本に腰を据えると決めて帰ったが、この日のラウンドでは成長して戻った自分を発見。

「去年、初めて行ったバハマの試合では、110ydを5番アイアンで打ったり、ドライバーで400ydも行ったりした」。

海外で味わった暴風下のプレーを思えば「今日のは、心地よい風」と、ニッコリした。
2018年には、PGAチャイナツアーに参戦するなど経験豊富な22歳は、「もっと実力をつけてヨーロッパにも行ってみたい」と、今なお世界を見据える。
首位を独走するフィリピンのパグンサンとは5打差がついたが「今年中に優勝したい」。
初Vも、上位2人の全英切符もあきらめない。

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