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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021

青木功にド緊張。小斉平優和は「ずっと優勝しか」

青木さんのお顔を見て緊張しました
レジェンズたちの教えが、難コースで生きた。
プロ5年目の小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)がボギーなしの「68」。悲願に向けて、通算3アンダーの好位置につけた。

18番は、ピン奥2メートルのパーパットを残す最後のピンチ。
偉大な顔を見つけて、緊張マックス。
グリーン奥で、JGTO会長の青木功が仁王立ち。

薄氷のセービングに「…よく拾った!」と、迎えられて笑みがこぼれる。
練習グリーンで、「右手の力が強すぎる。もっと左手主導で」と、アドバイスを受けたのは前日2日の練習日だ。
「今日、3、4メートルがよく入ったのは青木さんのおかげ」と、感謝した。

さらに、1日火曜日には永久シード選手とラウンドした。
地元茨城県出身で、ツアー通算28勝の片山晋呉は、今大会07年の覇者でもある。
「打っちゃいけないところ。ミスしたら、打つべき箇所。片山さんの真似をして、手前から攻めていったらボギーも打たずに、上手く回れた」。

コロナ禍の米二部・コーンフェリーツアーから一時撤退を決めて戻った今シーズンは、先週の「ミズノオープン」で優勝争いするなど、トップ10が3回あるが、初Vにはまだ届かない。
「ずっと優勝しか狙っていない。今週も、やるべきことは一緒」。
レジェンズたちの金言を胸に、悲願しか見ない。

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