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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2021

亀代順哉「結局、自分との闘い」逆転の初シードにむけ地元で好位置

なんだかんだで自分ですよね?



シード権争いの最終戦で、初日から一発大逆転を狙う選手たちが上位ボードにひしめいた。

 

プロ5年目の初シードを狙う亀代順哉(かめしろ・じゅんや)は現在、賞金ランキングの69位。

 

予選ラウンドはちょうどボーダー線上にあたる同65位の小鯛達也(こだい・たつや)と組まれて「そういうことなんですよね??」と、ぼんやりと作成者の意図を想像しながら「まあ、結局は自分との闘いなので」と、ビシッとこの日は「67」。

 

2番でボギーが先行するなど序盤はやや、グリーン上で苦戦したが後半12番で「タッチを合わせに行った」という15メートルものバーディトライをねじ込み開眼。

 

「そこからラインが合ってきた」と次の13番に加えて、最終ホールで尻上がりにこの日連続バーディで締めくくり、5アンダーで、7人タイの3位にまぎれた。

 

大会の地元四国の徳島県・那賀町出身。

ジュニア期から数々のタイトルで注目を集め、香川西高校から大阪学院大学へ。

2年時の2014年に「四国アマ」優勝。

主将を務めた4年時の16年には「日本アマ」を制した。

 

大きな期待を集めてプロ転向したが、同年のQTで失敗。

アジアンツアーを回るなど、苦労を重ねて昨年のコロナ特別QTで、3位に。やっと本格参戦を果たして今週は、いよいよ初シードの正念場だ。

 

ロープの外には地元後援会の方々に加えて、応援に駆け付けた同級生の声援を背に受け発奮。

恩人らの前でまずは、好発進した。

 

同組の小鯛もまた、3アンダーと好位置につけるが「調子は悪くないですし、自分のゴルフができれば結果が出せる手ごたえもある。11打、悔いなく消化できれば上位に行けると思う」。

 

自称「70センチ」の太もも周りで、めっぽう飛ばす。

豪打を武器に、自分を信じて邁進する。

 

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