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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2019

先月、初Vの比嘉一貴が「もう1勝!」

史上もっとも小さな勝者が、勢いを取り戻した。比嘉一貴が1イーグル、4バーディ(1ボギー)の66。初日を5アンダーでまとめて、4位タイにつけた。

先月の「RIZAP KBCオーガスタ」で、ツアー初優勝を飾って、身長158センチの強心臓が脚光を浴びたが、実は「その前からショットに不安はあった」という。
V後に成績を落としたのも「優勝できたからとかではなく、そもそもの調子がよくなかったから」。

プロならだれもが、勝った後の成績こそ大事と肝に銘じるところで予選落ちが続けば、比嘉も当然「すごく気分は落ちた」としょげたが、ようやく兆しが見えてきた。

この日は、東北福祉大出身の池田勇太と同組で、「見ててやっぱり凄かったし、一緒に回らせてもらって今日は楽しかった」。
先輩とのピリッとした空気も好スコアのスパイスになった。

目標にしている日米共催&日初開催の米ツアー「ZOZO選手権」まで、出場権が発生する対象試合は今大会を含めて残り3つ。
3週後のブリヂストンオープンまでの賞金ランキングの上位7人に権利がある。
現在、同10位の比嘉。
「もう1勝しないと追いつけない。とにかく優勝したい」。
乗りかけた波を逃したくない。

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