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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2018

単独首位の“いずみだ”ですっ!!

近ごろ、初V者が続く九州勢で、もっぱらの話題は誰が誰にゴハンをご馳走するかということ。
ひとまず今週火曜日の夕食は「先輩が男気ジャンケンで勝ってくれた」。ぶらっと立ち寄った宿近くの居酒屋で、秋吉翔太に奢らせることに成功した。

いざ初日は今季、共に1勝を挙げた先輩との初めて記念日にも、しっかりと“勝利”を持ち帰った。
「先輩と試合で回るのは初めてだったのですが。先輩はあまり良くなくて、沈んでいたので今日はほぼ喋っていない・・・」。
2オーバーと、出遅れた秋吉の隣で出水田は黙々と8アンダーの63を記録。
練習日には「全然イメージがわかなくて、大丈夫かな・・・」と内心不安だったショットも、「しっかり振り抜くことを意識したら良くなった」と本番までに、ちゃっかり本調子に戻してこの日は深いラフにも3回しか捕まらなかった。
スタートの10番からの連続バーディを契機に怒濤の9バーディ(1ボギー)で、スタートダッシュに成功すれば、初日からちらりとよぎる2勝目への思い。

女子プロの香妻琴乃さんは、小中の同級生で、鹿児島のゴルフ塾「めだかクラブ」で共に腕を磨いた仲である。
同クラブの卒業生たちで作るグループラインに琴乃さんが「オフにたくさん奢って」と、送ってきたのは出水田が8月の「RIZAP KBCオーガスタ」で初Vを飾ったときだ。
「まかせろ!」と、鷹揚に返信してからほとんど間をおかずに、今度は琴乃さんが、先週の女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」で初優勝。
優勝会見では出水田に刺激を受けて、私も今日は攻めのゴルフを貫いた、と語ったそうだ。
「僕も凄く嬉しかったし、その通りに優勝したことには、本当に凄いプロだと思った」と、親友の刺激返しを喜んだ。

奇しくもその日曜日は、琴乃さんと食事をする約束をしていたそうだが、それどころではなくなった。
「またの機会に」と、ひとまず順延された祝勝会は、いったいどちらが費用を持つのか?!
「・・・それは、年末終わった時点で稼いでいるほうになるのかな?」。
そのためにも「早く、次の2勝目がしたい」。
初V時にあれだけ宣伝したのに、勝った次の大会ではまた、名字を読み間違われた。
今回は、以前からよく言われていた「でみずだ」ではなく、さらなる新手が現れた。
「“いでみずさん”と読んだ方がいて・・・。認知度はまだまだ」。
地元で宴席の主賓をつとめるにも、「いずみだ」が、本当に浸透するにも1勝ではまだ足りない。

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