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Novil Cup 2017

20歳の若武者、星野陸也が初優勝を狙う

星野陸也
星野陸也は、この日7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの4アンダー68をマークして、通算5アンダーとして首位と1打差の4位タイに上がってきた。10番ホールからスタートし、3パットしていきなりボギーを叩いたものの、すぐさま11番でバーディを獲って盛り返し、その後は13番、ハーフターンして1,2,4番でバーディを獲って、この時点で通算5アンダーと快調にスコアを伸ばしていた。ところが思わぬ落とし穴が待っていた。

6番ホール(パー3)のティショットを4番アイアンで低く打ち出したが、アゲンストの風が思ったより強く、ボールは手前の池の中へ。結局、このホールをダブルボギーとしてしまった。しかし、そのまま終わらないところが彼の強さだ。そこから7,9番とバーディを獲って、スコアをもとに戻したのだ。この日はバーディチャンスについたところでことごとくパットが決まり、「チャンスを生かした」ことが7バーディにつながった。

星野は水城高校時代は2013,2014年と関東ジュニアを連覇、2015年に日本大学へ進学したが、昨年中退しプロ転向、ファイナルクォリファイングントーナメントでは1位になり、今年のレギュラーツアーでの活躍が期待される20歳の若手である。すでに主催者推薦で出場した昨年のアジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップでは2日目に66をマークして2位タイに浮上し、最終的には18位タイだったものの、大きな注目を集めた。実力はすでに証明済みだけに、チャレンジでの優勝も決して夢ではない。

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