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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2017

亀代順哉も「アジア代表として」

竹安と同様に亀代も、今週はアジア枠からのエントリーといきたいところだったが、惜しくも弾かれた。

アジアと日本の共同主管で行われる今大会は、両ツアーでほぼ半分ずつ出場権を分け合うためお互いに、普段よりも出場枠が限られる。

亀代は今季のアジアンツアーの予選会Qスクール3位の資格も、そこまで順番が下りてこなかった。
それだけに、今大会はあらかじめ、日本ツアーからの主催者推薦枠で、出場権を頂戴していたことに感謝こそすれ「気持ちの上では、自分はアジア代表として頑張りたい」。

昨年の日本アマを制するなど、大阪学院大の時代はアマチュアとしての知名度は抜群。
ここ千葉カントリークラブ梅郷コースは、学生選手権の「朝日杯・信夫杯」の開催コースでもあり、昨年は団体戦の「信夫杯」で連覇を達成したばかり。
「ここは、守るところと攻めるところ。メリハリをはっきりつけて回るといい」と、すでに攻略法も学生時代に身にしみている。
そんな数々の輝かしい経験を生かしてプロ1年目の今年はさっそく日本ツアーで大暴れと行きたいところだったが、昨年はQTのサード落ちを喫して、ほとんど出番は望めない立場としては、本来の主戦場を背負って立ちたい気持ちがある。

2週前に、試合中に折れた右肋骨は全治1ヶ月のケガも、もうあと2週間ほどで治る見込み。
本来の飛距離も戻り、今はコルセットも痛み止めも要らず、治癒力の早さも若さゆえ。

「こういう経験から、見えてくるものもある。次からはケガをしないスイングや体作りを目指すなど、すべて今後に生かせたら。ケガも良い方向に、持って行けたら」。
艱難、汝を玉にす。
最初の躓きも、さらに強くなるための試練と受け止め、今週も持てる力を駆使して戦う。

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