Tournament article

〜全英への道〜 ミズノオープン 2017

宮本勝昌は、勝たなければあの悔しさは晴れない

18番で、3メートルのバーディチャンスを沈めて「最後、少し救われた」。2番で250ヤードの2打目を、スプーンで4メートルに乗せてイーグルを奪った。
前半こそ快調なゴルフも後半の失速は、前日2日目と同じパターンに見えても「悔しさは、今日のほうがある」。

後半、3つのボギーは前日のように「仕方ない」と割り切れない内容だった
「思い通りにいかない回数が多くて、しのがないといけないところをしのぐことができなかった。リズムが作れなかった。フラストレーションがたまった」。

この日は、頑張っている子どもたちの姿も見られなかった。毎年、この時期は運動会と重なり、今大会はここ5年で棄権が1回、予選落ちが3回と、週末は家にいることのほうが多くて「今まで行けたんですが、今年は行けなかったのが、残念です」。

特に6年生の長男には、小学校で最後の運動会。
「見に行きたかったのが心残り」とその分も、お父さんは頑張らないといけない。

首位とは6打差。いつもは甘く「80点でも自分に及第点をあげている」。いっきに逆転Vなら「100点のゴルフをしないと難しい」。
少し多めにみるなら「95点を目指して、得意のプレーオフにもつれ込めればいいかな」とは、得意の自虐ネタ。

「ここ最近で、群を抜いて悔しい」と言い残したのは今季3戦目のパナソニックオープンだ。
久保谷健一との40代対決で、もつれ込んだプレーオフは1ホール目のティショットでまさかのOBを打って敗れた。

「2年か3年、静かにしとけば消えます」と、自然消滅を待つのもありだが「優勝して晴らしたい」。
勝たなければあの悔しさは晴れない。

関連記事