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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017

武藤俊憲はふたをあければ…

先週のミズノオープンは、風邪とかねてよりの右肩痛が重なり、大事なホスト試合で予選落ちを喫した。
加えてゴルフの調子も「頭が悪い」と自虐的に、今週も開幕前から「不安しかない」と訴えていたものだがふたを開ければ4アンダー。

「まだまだ、自分としては不安定なゴルフ状態。それを打ち消す何かいいものがないかと、探しながら恐る恐るやっている」。

この日は67のゴルフにも、「全く手応えはない」と、まだまだ素直に喜ぶわけにはいかないが、ラウンド途中にアドレスの向きを変えて、「そこから大きなミスをしていないので、これでいいのかな」と、初日の宍戸でヒントを見つけて帰って来られた。

「肩と足と上半身、下半身とまっすぐな状態を作ってから構える。ひと工程増えるが、我々でも初歩をおろそかにするとダメ。油断と甘えがあった」と、初心に立ち返った。

「どこを向いて打っているのか分からない状況で打って顔を上げると、手応えと違うところに飛んでいくことが続いていたが、今日のラウンドを振り返ると、これでいいのかな、という感じ」と、兆しは出てきた。

この日は先週、破格の飛距離でツアー初優勝を飾ったばかりのチャン・キムと回って「ドライバーも負けていない」と、良い材料が集まってきた。

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