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パナソニックオープン 2016

気になる熊本県勢、2日目の結果は

初日は、開幕から2週連続の首位発進を果たした永野は、5位タイに後退した。午後スタートのこの日は練習場からショットの不調を感じていた。

加えて、初日は早朝にコースに出たことでほとんど影響を受けずに済んだ強風。この日は、もろに受けて「スタート前からそこは覚悟していて。ずっと乗らなくて、苦しい展開もその中でよくパーでしのげた」。

2日目はオーバーパーこそ叩いたが、「途中で、どうやってやればいんだろうい、と。その中でも踏ん張れた。心が折れていたら、もっと行くところだった」と、その点では自分を褒めてあげられる。

いま日本中が自分たちの故郷を見守っている。地元勢ならなおさらで、女子ツアーのフジサンケイレディスでは、やはり熊本出身の笠りつ子さんが首位に立ち、上田桃子さんが1打差の2位タイにつけた。

特に実家が被災した上田さんは、永野と練習コースもウェア契約先も同じで、先週の永野の活躍に背中を押され、今週の大会での健闘を誓ったと聞く。

舞台は違えど、気持ちはひとつ。「同じゴルフをやっている仲間として、皆で頑張って行きたい。同じ熊本で盛り上げて行こうという気持ちになる」と、今度は永野が上田さんに刺激を受ける番。

「自分たちはゴルフでしか伝えきれない。他で伝える能力もないし、ここでいかに上に行って、地元に明るいニュースを届けるしか出来ない」と、週末こそ2週続きの活躍を誓った。

通算1アンダーは27位タイで決勝ラウンドに進んだ重永亜斗夢も、「女子は女子で、熊本のために頑張って欲しいです」と話し、女子も男子も一丸となって、愛する熊本のために立ち上がる。
  • アトム(右)も苦しくても笑顔で頑張る!(左は同組で回ったヒョンソン)

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