宋永漢 (ソンヨンハン)は2日がかりの2位に涙

笑うとえくぼが出来る頬も、このときばかりはぷるぷる震えた。大きな目から、みるみる涙がこぼれた。日曜日の4ホールでも、決着がつかずに、月曜日にまた石岡に来て、臨んだプレーオフは結局、9ホールにも及んだ。

粘り勝ちした池田も「ヨンハンは、本当に良いゴルフをしていた」と、唸ったほど。
月曜日は最初の5ホール目にはバンカーにいれ、8番ではグリーンの左にこぼした。ピンチにも冷静沈着な寄せで、しぶとくパーを拾い続けた。
誰もが認める互角の戦いだった。
「自分でも頑張ったと思う」。
これだけ勝敗に時間をかけたからこそ「その分、より報われた思いがする」と、勝った池田の喜びが大きいほどに、負けた宋(ソン)の落胆が深いのは、言うまでもない。
「心残りがないといえばウソになります」と、涙をぬぐった。
「勝負は時々、相手のミスで勝てるときもあるけど今日の池田選手は

安定してノーミスだった」。
宋 (ソン)も「自分も強くなろう」と前向きに、完璧なゴルフで立ち向かったが「池田選手のほうが飛んでいたし、自分が不利という気持ちもあった」と、ついに勝ちを譲った。
「今回はとても貴重な経験が出来た」と、改めて前を向いた。
「競技は日曜日までなのに、月曜日も朝早くから、主催者や関係者、メディアのみなさんが来てくださって感謝しています」と、礼儀正しく頭を下げた。
「今度は勝ってインタビューを受けたいです」。
今年1月の「SMBCシンガポールオープン」で当時、世界1位のスピースを破った25歳も、今回ばかりは悔しさをバネに、次の2勝目を睨んだ。

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