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ANAオープンゴルフトーナメント 2025

猛追の締めはびっくりショット。宋永漢がベストスコアの「64」

好プレーの締めは大トラブルショットになった。
猛追の末に迎えた宋永漢(ソン・ヨンハン)の最後18番。

フェアウェイから打った2打目が、奥の観客スタンドに飛び込むミスショットになった。
「風があまりない、と思って大きなクラブを持ったんです。人に当たらなくてほんとよかった」。

けが人が出なかったのは幸いだったが、びっくりさせてしまったお詫びに、居合わせたファンにボールをプレゼント。



ドロップエリアから、1.5メートルに寄せたパーパットもしっかり沈めて、ボギーなしのベストスコア「64」をマークし、首位と3打差の通算13アンダーで、石川と並ぶ3位につけた。

先週は、母国開催のホスト大会「Shinhan Donghae Open」で“里帰り”。
「楽しかったんですけど、気持ちがいつもとちょっと違って、プレッシャーもありました」。

主催のシンハンフィナンシャルグループ所属のプロとして、初日3位タイと好発進したものの、最終日は30位で終戦。
「ゴルフがもうちょっとよかったら、もっと楽しかったのですが…」。
無念の“日本帰還”となった。

その分今週は、先週の逆パターンで推移。
初日61位の出遅れから徐々に順位を上げ、3位タイでV争いに挑む。

本大会は、昨年から6回出て2016年と、2023年にトップ10が2度。
特に23年は、谷原秀人(たにはら・ひでと)に1差の2位につけており、コースに好印象がある。
それに「北海道が好き」と、ニッコリヨンハン。

「空気もきれいだし、ごはんも美味しいし、久しぶりにいい位置にいるから明日も楽しく頑張りたい」。
ちなみに昨晩は、キャディの水梨さんと美味しいジンギスカンをたくさん食べて栄養をつけたそうだ。

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