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RIZAP KBCオーガスタ 2016

大会と同い年! 誕生日の宮本勝昌が5アンダーをマーク

最終日の28日に、44歳になった。今大会も、今年44回を迎えた。まさに、その長い歴史と伝統と共に、歩み続ける宮本だ。

2日連続で、二木清彦・大会実行委員長と共に、記念撮影に収まった。毎年、この期間中に誕生日を迎えるたびに、プレー後に控え室で主催者から花束とケーキのプレゼントを頂戴してきたが、今年は華々しく最終日のスタートホールで贈呈セレモニーを開いて頂いた。

恩に報いるためにも「ボミちゃんみたいに、優勝して誕生日をお祝いしたかったけど。僕にはこれくらいが限界」。
とはいえ、この日は5アンダーで17番まで来たところで、競技が3時間あまりも中断されて、手嶋多一には、「せっかく伸ばしたのに残念やったな」と言われて本人も「7割方、中止になるだろう」と諦めかけたが、14時41分に再びコースに出ていった残りの2ホールで、執念の連続パーセーブで、スコアを無駄にしなくて済んで本当に良かった。

前日の27日には、前代未聞のニアピンコンテストで、石川遼より1メートルも内側につけて“優勝”。大会の勝利は譲っても、今大会の
直前には青木功らと熊本に入って地元の子どもたちと、交流の時間を過ごしてきた宮本にとっては、やはり二木・大会実行委員長から受け取った賞金50万円のほとんどを、被災地の復興支援に役立てていただけたことも嬉しかった。

新しく投入したドライバーとの相性も上々で、「40歳も過ぎたらクラブに助けられてもいい。これからは一杯、恩恵を受けたいと思います」と信頼のおけるクラブとの出会いも、宮本にはこれから楽しみなシーズン後半戦となりそうだ。

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