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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015

「優勝だけ目指して頑張る」高山忠洋が狙う、初代ホストV

第1回大会でのホストVに向けて、絶好の位置につけた。「ショットは100点をあげたいくらい」。15番で前のプレーを待つ間に「体が冷めちゃったのか」と、上がり4ホールこそブレーキがかかったが、14番まで5つのバーディは、「キレで取った」と自画自賛も、持ち味のアイアンショットがまさにキレキレだった。

開幕前から、鼻息が荒かった。総合契約を結んで2年目となる本間が今年、初めて起ち上げたトーナメントは「僕にとってはここが、メジャーと思って勝ちに来ている」。
恩返しが出来るのはここしかないと、初日から順調にスコアを伸ばし、首位と3打差で迎える決勝ラウンドにあたっては、グリーン上の攻略が鍵になる。

初日から、秋晴れの日差しにやられて、目を惑わされている。
日向で見るグリーンは、真っ白でラインが読めず、日陰のホールでは実際によりも芝が重く感じる。錯覚をさせられているのだ。

「今日も3メートルが、2メートルも行ってしまったり、打ち過ぎるから、打てなくなって、打てなくなるからまた打ち過ぎてしまう」と、初日から依然として「ちぐはぐ」なまま。「パットに関しては、半分の50点もあげられない。惨憺たる内容です」と上がってすぐに“TEAM HONMA”の面々が見守る中で、パッティンググリーンに居座った。「しっかりと調整して、あと2日。チャンピオンだけ目指して頑張る」。恩人の喜ぶ笑顔だけが、今週の高山の励みだ。

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