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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

高山忠洋は4度目の全英オープン、2度目の聖地!

付けいる隙はあった。手嶋が3パットを打った13番と16番。「手嶋さんがばたばたし始めたので。責めていったのですが・・・。自滅した」。
14番で、奥のラフから絶妙の寄せで80センチにつけながら、これをみすみす逃してボギーを打った。
「あのミスパットとタイミングの悪さとで、僕のテンションも下がってしまった」と、自ら急ブレーキをかけてしまった。

2011年のカシオワールドオープン以来のツアー通算6勝目が遠ざかった。「優勝争いが、全英争いになって、僕の中では葛藤と希望と。今までにない感じのラウンドに」。
さらに16番で、3パットのボギーを打って、今度は全英オープンもどうかという状況に・・・。

そのとき声をかけてくれたのが同じ最終組で回っていた手嶋だ。「出場権は死守しろよ、と」。その言葉で17番では1メートルのパーパットをしのいで、どうにか権利のある3位タイにしがみついた。

自身4度目の全英切符は守った。5年に一度のセントアンドリュースは、2005年の初出場で踏んだまさに思い出の聖地だ。「イメージは、まだ残っている」。初のメジャーでみごと予選突破を果たして23位につけた記憶。今年はそれ以上の成績で報いる。
「メーカーに、新しいアイアンを調達してもらおうと思います。ホンマさんには迷惑かけるけど、しっかり準備して、結果を残してきたいので」。それこそ、何よりの恩返しだ。

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