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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2015

石川遼が初の日本タイトル制覇!

 2015年ジャパンツアー最終戦第52回ゴルフ日本シリーズJTカップ最終日は、2位と4打差のトップでスタートした石川遼が、攻めるゴルフを貫き通し後続との差を広げ、14アンダーで本大会初勝利を挙げた。

 スタートホールを3パットのボギーで発進した石川だが、「ショットがよければ勝ちきれる。それよりも次の1打に集中して」とあまり気にはしなかった。かといって、もちろん気持ちが緩んでいたわけはない。「むしろ18H持つかな?」と自身が思い返すくらい一打入魂のゴルフだった。「追い詰められている感覚があって余裕なんて一切なかった」と1つのスキから流れを持っていかれることを恐れ、「燃え尽きてもいいから」と自身に言い聞かせながらのプレーだった。

 「思いっきり打てれば勝てる、でもそれが難しい」。石川が常々テーマとしてあげてきた“守りに入らず攻めていくゴルフ”。ドライバーを振り切り、アイアンは限界まで精度を高める。先週のカシオワールドオープンではドライバーとアイアンのどちらか一方しかうまくいかず、そのギャップに苦しみ敗れた。今週はギャップを取り除き、無心になるほど集中したからこその優勝だった。
 また、アドレスに入る前に石川が習慣付けている動作がある。真っ直ぐにたち、クラブを握り目を閉じる。体をどう動かすかをイメージし、さらにそのイメージから景色を消していく。この動作を行い集中力を高めることで自身のパフォーマンスを最大まで出し切れるようにしているのだ。

 今季は米ツアーから帰国後、出場した国内7試合のうち4試合で優勝争いを演じ、今大会で本年度2勝目。今大会前には「根拠のない自信ですが、優勝争いできるかもって思ってました」と好調を体で感じておりさらに「この7試合では非常に良いものを学べたと思います」と自身の成長の糧とした。

 年内は、土台作りとアイアンのコントロールと精度を高めるために沖縄でのトレーニングを行い。来年はソニーオープンに出場予定。石川遼はさらなる進化を遂げ、高みを目指していく。

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