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RIZAP KBCオーガスタ 2015

母校の合宿でリフレッシュ! 冨山聡が4位タイに

上がりは怒濤の4連続バーディで、リーダーボードに名前を載せた。最後の9番パー5は、上から3メートルのイーグルチャンスを外して「惜しかった」。
芥屋は相性が悪く、「あまり良いイメージがなかったけれど。今日でだいぶ、スカっとした」と、爽快な笑顔で上がってきた。

ちょっと長めの夏休みは、北海道で行われたツアー外競技の「道南オープン」で優勝を飾るなど、充実していた。空き週には地元母校の中央学院大学(茨城県)の、ゴルフ部合宿に参加。

若い子と、汗を流してすっかり気持ちも若返った。
着実に実力をつけつつある部内は、日本一も取ろうかという気概に満ちていて「学生たちは、本当に純粋にゴルフをしていて。それが新鮮」。

自分らプロのように、コースであれこれ迷うこともなく「パットも、ただ入れたい、それだけでやっている」。
そんな心境でゴルフに取り組めることがうらやましくて「どうやって打っているの。何考えてやってるの、と」。
本来ならお手本となるべきOBプロが、逆に学生たちに質問攻めするなど、充実の夏も終わり、これからツアーは折り返し点に差し掛かろうとするいま、みずみずしい気持ちを取り戻せば、後半戦にもますます弾みがつく。

昨季も、シード権争いの選手たちの最終戦「カシオワールドオープン」で、またまた“土壇場の男”を演じたが、「今年は、例年になく前半戦がいい感じ」と、ここまで順調なだけに、「この調子を崩したくない」。
この勢いで、今年は早めに決着をつけておきたい冨山だ。

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