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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central 2014

重永亜斗夢(しげながあとむ)は腹痛にも耐えて3位タイ

スタート前は、小一時間もトイレにこもっていた選手とは思えない。さすがアトム。9番は残り202ヤードの2打目を5番アイアンで右横5メートルに乗せて、イーグルを奪うなど、ボギーなしの65で上がってきた。

持病の潰瘍性大腸炎はこの日、朝からアトムを苦しめた。「今日はお腹が痛くて」と、いつもなら、スタート前にツアーに帯同するフィットネスカーで、汗を流して体をならして出るところを、「トイレに籠もりすぎてて行けなかった」と、バタバタのティオフだった。

難病指定のこの病気は、まだ原因がつきとめられていないが、やっぱりストレスは最大の敵。
「精神的に、ピリピリしていて・・・」。

昨年のファイナルQTランク1位の資格で初シードを狙う今季は、先週の「トップ杯東海クラシック」でようやく獲得賞金1000万円を超えて、この先、ひとつも取りこぼせないという状況で、次週の日本オープンで、痛恨のエントリーミス。
詳しい事情は今回はあえて書かないが、申し込み期限が1日過ぎてしまって「少しでも、賞金を上乗せしたいというこの大事な時期に・・・」と、それも腹痛の原因に。

「とにかく出られる試合で、稼いでいくしかない」と、今週も「とにかくまずは予選通過」と初日から「神経質に。大事に大事にプレーをしたのが良かった」と、アトムは転んでもタダでは起きない。

最後の18番も、あわや右OBも、山の斜面にぶつかって転がり落ちてきた運を生かして「あれは、本当に良かった」とほっと安堵の7アンダー。

昨年のこの大会は2日目に4位タイも激しいバーディ合戦で土日に74と76を打って転落したが「あれからまた成長しているはず」と、明日からまた自分を信じて、アトムがゆく。

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