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ANAオープン 2014

最終日は地元小学生が大活躍!

小さな手から、伝わってくる思い。「プロ、頑張ってください!」と可愛らしい声で、見上げられば戦いに出ていく男たちの頬もつい緩む。「うん、ありがとう!」。
今年も輪厚で育まれたジュニアとプロゴルファーたちの、ささやかな交流だ。

ANAオープンは、熱戦の真っ只中の20日土曜日に、輪厚近隣の地元北広島市の札幌北広島ゴルフ倶楽部で「きたひろ130年記念協賛事業第6回北広島スナッグゴルフ大会札幌北広島GCカップ」が行われた。

つい前日は日頃の成果を競いあった小学生たちが、翌21日の日曜日には仲良く輪厚を訪れ、いままさにスタートしていくプロゴルファーたちと手と手をつないで1番ティに入場する「キッズエスコート」を体験した。

子どもたちと手をつなぐなり、「ああ、あれは君たちだったんだね!」と、声をあげたのは、ベテランの手嶋多一だ。手嶋は今週、同スナッグゴルフ大会の会場に併設のホテルに宿泊しており、練習しないプロとして名を馳せる(?)手嶋は前日も、やっぱりホールアウト後は早々にホテルに帰り、これまた併設の温泉に浸かり、すっかりいい気分で部屋からコースを見下ろすと、子どもたちの歓声が聞こえたのだという。
手をつないで歩きながら「楽しそうに頑張っているなあ、と思って見ていたんだよ」と憧れのプロに打ち明けられて、「本当に!?」。子どもたちの目がたちまち輝く。

昨日は僕らの大会に、まさかプロゴルファーの“ギャラリー”がいたなんて。子どもたちにはそんなことすら嬉しい。

そして、いよいよ最終組の選手たちと行進してきた子どもたちの中には、栄えある“チャンピオン”の姿も。
スナッグゴルフ大会で、みごと総合優勝を飾った東部小5年の羽田瑞季さんは、昨日の優勝トロフィーを持って、谷原秀人と入場・・・!!

手をつないで歩きながら「昨日は何点で勝ったの」と、谷原。
「28点で勝ちました」と、羽田さん。
「凄いじゃん! おめでとう」とトッププロから直々の祝福を受ければ喜びもいっそう増して「本当に、凄く嬉しかったです!」。羽田さんは最近ではゴルフも始めたそうで、ベストスコアは89。「プロゴルファーになりたいです!」。その夢が、叶うといいな。応援してます。

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