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Novil Cup 2013

亜斗夢(アトム)がパパになって帰ってきた/ルーキー紹介④

石川遼がマンシングウェアオープンKSBカップで優勝してプロ入りした2008年に、時を同じくしてプロ転向したのが重永亜斗夢だった。当時は大学ゴルフ部を経てプロ入りするのが一般的で、高校卒業後すぐにプロ転向し、また特長的な名前もありメディアでも注目された亜斗夢(アトム)が帰ってきた。

プロ入りしてから、ツアーに出場したのはプロ入りした2008年に1試合と2011年に1試合とわずか2試合のみ。プロ入り6年目をむかえるが今季が実質上ルーキーイヤーとなる。
昨年のファイナルQTで3位に入り、今季はチャレンジトーナメントだけではなく、再来週のツアー開幕戦の東建ホームメイトカップからほとんどのツアー前半戦の試合に出場することになる。
苦労人・日本の亜斗夢(アトム)の活躍に注目したい。

「自分がやれることをしっかりやって、かっこつけることなく、今まで通りの自分でどこまでいけるか試してみたいです。
今年でプロ入り6年目なんですけど、デビューした年に左手首を痛め、その後はさくらアカデミーなどいろいろなところを転々として、3年目くらいの年からは研修生としてゴルフを頑張っていて、4年目に次のプロテストだめだったら、もうプロの道は諦めようと考えていました。
そうしたら、九州オープンで上位に入ることが出来て、その権利で日本オープンに出場することが出来て、日本オープンに出場出来るくらいだったら、もうちょっと頑張ってみようと思い直したら、その年に初めてQTファイナルまでいけて。プライベートでも奥さんが出来て、こどもが出来て、もうちょっと頑張らないといけないとやり続けてきたら去年のQTで3位に入ることが出来ました。

プロ転向してからいろいろありましたけど、デビューした頃と比べると、まずは気持ちの面が成長したかなと思います。名前は親がアジアで1番になってくれるようにと付けてくれました。
10年20年とずっとシードで戦えるように、優勝とかも良いですけど、ずっと長くツアーでで戦いたいです。」

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