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Thailand Open 2013

ジャパンゴルフツアーアジアシリーズ「タイオープン」は14日に開幕

火曜日のプロアマ戦は、練習ラウンドが出来ないけれど、早朝のコースで腹ごしらえ!手前の山下と上平はコースを回った経験があるけれど・・・(左が上井、宮本は中央)
海外で戦う上で、問われることのひとつが、順応力。いきなり見知らぬ環境に放り込まれても、すぐに適応できる瞬発力。3月14日からジャパンゴルフツアーアジアシリーズの第一弾「タイランドオープン」が始まる。

バンコク市内から南東方向に向かって、混んでいなければ車で30分ほどのところにあるタナシティゴルフ&スポーツクラブを舞台にワンアジアツアーとの共同主管で行われる今大会は出場156人のうち、60人のジャパンゴルフツアーメンバーが、灼熱の国でしのぎを削る。

日本から空路で約6時間。はるばるやってきたかの地で大会目前の火曜日に、さっそく当てが外れてしまった選手が・・・。

宮本勝昌は、弟弟子の上井邦浩に「月曜日にコースに行って練習ラウンドをしましょうよ」と誘われたが、「いや、火曜日からでいいよ」と言った。

その日はプロアマ日。宮本も上井もメンバーには入っていないが「そのあと、僕らも回れるんだから」。
実際、最初はそういう案内だったのだ。
大会は日本ゴルフツアー機構との共同主管だが、開催の“ホストツアー”はワンアジア。そこからの発信によると、選手たちへの案内は当初、午後からラウンド可能ということだった。

しかし、それがあとで誤情報だったことが分かり、当日はプロアマの出場選手以外はコースに出てはいけないことが発覚してきゅうきょ、案内を差し替えたのだが宮本たちには伝わりきらず、せっかく来ても、この日は練習場しか使えないことが分かった。

もちろん、宮本に非はないのだが、上井の言うとおりに日曜日に日本を発っておけば、と思えばなおさら申し訳なさが募る。
2人ともまだ、回ったことがないコース。下見も万全に本戦に臨もうと考えていたのに、「上井にも悪いことをしてしまって・・・」。

12日のこの日は仕方がないから、オフィシャルホテルの「イースティン・グランド・ホテル・サトーン」から早朝6時に出る大会用のシャトルバスに乗り、「早めに練習場で球を打って帰ろう」ということで、落ち着いた。

「練習ラウンドは明日だね」。残念だが、この期に及んでじたばたしても致し方ない。諦めて、13日水曜日の1日をかけて、入念にコースをチェックするつもりだ。
プロゴルファーたるもの、与えられた条件の中で、ただひたすらベストを尽くすのみだ。

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