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東建ホームメイトカップ 2013

松山英樹は「もうちょっと、上手くなりたい」

鮮烈デビューから一夜明けた大会2日目。この日は、猛烈な強風が吹き荒れる難条件も「それ以上に、ショットもパットも自分が思ったように打てていない。倍以上に難しく感じた」と、松山はため息をついた。

結局、この日アンダーパーをマークした選手は、ただの一人もいなかった。
平均スコアは、パー71に対して76.537。
確かに松山は、ひとつもバーディはとれなかったが、4つのボギーで踏みとどまった。

前日初日の貯金はすべて吐き出したが、この日4オーバーの通算イーブンパーは、けっして悲観する結果ではないが、すでにツアー1勝の超・大型新人は、注目の組み合わせだったこともあり、本人にとっては力の差を見せつけられた1日でもあった。

同組で回った賞金王も、大学の先輩も、「藤田さんも、池田さんもこの風の中で凄い粘っていて、自分だけがずるずると行っているような気がした」と、唇を噛んだ。

「悪いなりに、持ちこたえる。そういうところも勉強していかないといけない。もうちょっと、上手くなりたい」。
14番で下り傾斜の4メートルのパーパットを拾うなど、見せ場もあったが17番ではティショットを右のビーチバンカーに打ち込むなど、「あそこに打った自分が悪い」。

反省しきりの1日だったが、通算イーブンパーは首位と4打差の10位タイ。
「許容範囲にはいるので。このあと練習する前に、何を治したらいいのかよく考えたい」。
自分を見つめ直してプロとして、初の決勝ラウンドに挑む。

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