Tournament article

JGTO Novil FINAL 2012

浅地洋佑はマイナビABCのマンデーに挑戦、戦いは続く

浅地洋佑は、11,12番と連続バーディを奪い、その時点で通算6アンダーとし、首位と2打差に迫った。そのことを15番ホール終了時点で、速報ボードを見て知った。「あと2ついけるかも」と思ったが、16番ホールのティショットを右のラフに入れ、第2打はダフってグリーン手前のバンカーのさらに手前にショートした。そこからアプローチを4メートルに寄せるが、これをはずしてしまい万事休す。「ショットの調子の悪さがでてしまった。初日から今日の前半まではごまかしながらやっていたが、最後の優勝が見えそうになるとボロが出てしまった。仕方ない」とさばさばした様子。「詰めが甘いのが今後の課題」と話す。

結局通算3アンダーの13位タイでホールアウトし、チャレンジトーナメント賞金ランキング6位で来年前半のツアー出場優先権(第1回リランキングまで)を獲得した。今年1年ツアーで戦ってきて「通用するところもあるが、まだまだと気づいた1年だった」と振り返る。今後は「藤田(寛之)さんや谷口(徹)さん、それに藤本(佳則)さんは、アプローチ、パットが本当にうまい。行き着くところはそこだと思う」と「ショートゲームを身につけたい」と目標に掲げる。「オフは去年より有効に使って、練習したい」と早くも心は来年に向かっている。

ただ、彼にはまだツアーで賞金シードを獲る可能性が残されている。ツアーの賞金ランキング(海外メジャーを含む)は、現在72位。このあとは推薦でしか出場することができない浅地にとっては、高額賞金の大会が続くため、上位に行く可能性もあれば下位の選手に抜かされる可能性もある。一発勝負にかけるしかない。まずは10月22日(月)の「マイナビABCチャンピオンシップのマンデーに出ます」と少ないチャンスをつかむために西下する。2010年に一度出場しており、そのときは予選を見事に通過している。注目したい。

関連記事