Tournament article

〜全英への道〜ミズノオープン 2012

金享成(キムヒョンソン)が単独3位に

ちょっとずつ上達してきた日本語。近頃のお気に入りは「ハンパねぇ!」。最終18番は、6メートルのバーディトライ。「スライスしてフックして、しかも凄い下りのハンパねぇライン」。
これを沈めて、また繰り返す。
「ハンパねぇな!」。

近頃の、自身のゴルフを表してまた言った。「ショットはハンパねぇくらいに良かった」。
しかし、パッティングに精彩を欠いて、思うようなスコアが出なかった。

先週のオープンウィークは、母国の韓国に帰ってみっちりと特訓を受けた。
贅沢にも金には2人もコーチがいる。
「ショットの人と、パットの人」。

今回は「パットの人」に師事して、よみがえった。
「今までは、インパクトで体が起き上がっていた」。
米ツアーでも人気というレッスン器具を使って、修正に時間を費やした。

おかげで「今週は5メートルくらいが良く決まってくれた」と、相性の良い大会で今年もまた上位に上がってきた。

日本ツアーは参戦2年目の2009年に、初出場ながら今大会で石川遼と争って、3位に入った。
初の全英オープンにも出場した。
当時とコースは変わっても、そのあと一度もトップ10を外していない。
4年目の今年もまた最終日を前に、好位置に上がってきた。

「初優勝もしたいし、全英オープンも行きたい。だけど、今はそういうことを考えずに頑張ります」。
無欲のゴルフで、3年前に取りこぼした頂点を勝ち取れるか。

関連記事