ボギーなしのゴルフは「完璧な内容だった」と、自画自賛。特にアイアンショットだ。
前日の初日から、「打てばチャンスにつく感じ」と、キレっぱなしだ。

ただし昨日は、それも活かせなかった。
火曜日の豪雨で柔らかくなったグリーンは、すでに午前スタートの選手のスパイクマークでいっぱいだった。
金がコースに出た正午頃にはところどころデコボコしているホールもあって、「決めきることが出来なかった」。

一夜明けてこの日の２日目は、「朝早いスタートだったし、昨日よりもだいぶ締まってきて。気持ちよく打つことが出来た」と、一気にバーディ量産だ。

日本ツアーは初シード入りから３年目を迎えて、幾度も優勝争いに絡み、すでに何勝もしている印象だが、実はまだ未勝利。
「韓国では３勝してるんですけどね」と、そこは胸を張りつつ、照れ笑い。
「日本ツアーで勝つのは難しい」というのが実感だ。
「コースセッティングは難しいし、選手層も厚い。常に勝つチャンスのある人が、８０人くらいはいるでしょう。それにくらべると、韓国は易しい」。

だからこそ、この舞台で早く勝ちたい。
今季は米ツアーのＱスクールに挑戦すると決めているからなおさらだ。
「早く日本で結果を出して、自信をつけたい」。
早期の１勝が目下の課題だ。

• 金 亨成