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池田勇太は3週連続の・・・

18番グリーンに上がった藤田が内心、驚いたことがある。「勇太はボギーを打ったのか」。池田と、昨年覇者のバーンズと、金とそして藤田と、4人が首位タイで並んでいたリーダーボードは18番まで来ると、いつの間にか金と藤田の2人だけになっていた。

「バーンズか、勇太か。どちらか必ず17アンダーにしている。もしくは16アンダーで並んでいる」と思い込み、藤田は17番で林越えの第2打に挑んだのだ。
「勇太の18番も、あの短いパットがパーか、バーディだと思った」と、藤田は言った。

しかし、実際はボギーパットだった。

18番のティショットをは右に曲げ、セカンドショットは横に出すしかなかった。3打目も寄せきれずに最後の最後に脱落した。

前の17番パー5でも、チャンスさえ作れなかった。ティショットを右の林に打ち込んで、せめて第2打は「近くまで運んでやろう」というので精一杯。バンカー越えの3打目は、強く入ってグリーン奥のラフまで転がった。どうにか1メートルに寄せてパーに終わったのも敗因のひとつだ。

3週連続の優勝争いは、3週連続の2位に終わった。
データの残る1985年以降で言うなら、史上3人目となる(※)となる悔しい記録。
「優勝争いしても、優勝しないと意味がない。2位じゃビリと一緒だよ」。
そろそろ若大将の我慢も限界だ。

※1985年以降に3週連続の2位を味わった選手
・藤木三郎(1992年)
 ミズノオープン2位T、フィランスロピー2位、ヨネックスオープン広島2位T
・尾崎直道(1997年)
 住友VISA太平洋マスターズ2位T、ダンロップフェニックス2位、カシオワールド2位T
・池田勇太(2012)
 フジサンケイクラシック2位、TOSHIN GOLF TOURNAMENR IN涼仙2位、ANAオープン2位T

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