Tournament article

フジサンケイクラシック 2011

3連覇を狙う石川遼はイーブンパーで1Rを終了(1R)

前日の大会2日目から、2日がかりの第1ラウンドが終わった。大会史上初の3連覇を狙うディフェンデングチャンピオンは、イーブンパーと絶好の位置につけた。

連日の豪雨。度重なる競技の中断。ただでさえ集中力を保つのが難しい状況の中で、19歳を支えているのは「ここでプレー出来る瞬間を、大切にしていきたい」という、コースへの愛だ。

昨年、連覇を達成したここ富士桜が好きでたまらない。
「1年に1度、ここでプレーすることを楽しみに今年も来た」。
しかし、台風12号に邪魔された。初日は丸1日中止となって、コースにさえ出られず仕舞いだ。
「悲しかった。何ラウンドでも多く、ここでプレーがしたいのに」。
さらに前日2日目は、後半の1番に来たところで競技が止まってしまうなど、どんどんプレーする機会が減っていく。

この日3日目はひとまず朝8時から、第1ラウンドの残り9ホールを回ったが物足りない。「残念な気持ちで一杯」。だからせめてコースに出られる時間を存分に、満喫したいという気持ちが強い。

「このコースから、学ぶものはたくさんある」と、貪欲な探求心もうずく。
幸い、この日は夕方から第2ラウンドが始まる予定だ。大好きなコースでまた、日頃の鍛錬の成果を試せる。「それに向けて気持ちを切らさずにやる」。
この短期決戦で勝てば、同一大会での3連覇はツアー史上9人目の快挙達成でもある。

関連記事