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つるやオープンゴルフトーナメント 2011

ジャンボ効果だ、3位タイの谷口拓也

予選落ちを喫した先週の開幕戦。すぐに足は千葉のジャンボ邸に向いた。「100ヤードからのミスが多かった」。さっそく、ジャンボ尾崎に教えを請うた。
「ずっと違和感がひっかけてばかりいたんです。主に手の使い方を教えてもらったら、ラインが出てアプローチ勝負が出来てきた」と、恩をさっそくスコアにつなげた。

「おかげでグリーンを外してもパーが取れるし、アプローチが良くなったことが、自信になっている」と、15番から3連続バーディを奪うなど、64をマーク。

先週のうっぷんも晴れる好スタートだ。

このオフ合宿は、海外をはしごした。
米ロサンゼルスからハワイへ、さらにインドネシアでワンアジアツアーにも参戦した。
このたびの大震災は、ハワイ遠征時。
まさに帰国日だったがその影響で、成田便がキャンセルとなり2日、待ちぼうけを食った。

甚大な被害を受けた仙台は東北福祉大の4年間を過ごした思い出の地。「土地勘のあるところだし、心配だった」。その間、親友や知人の安否も取れず、不安が募った。
幸い、知り合いに被災した人はいなかったが、地元に貢献したい気持ちは強い。

義援活動はもちろん、これから夏に向かい、服も何枚あっても足りない状況が出てくるだろう。「半袖のポロシャツとか、役に立つかもしれない」。
ツアーで着た“勝負服”を、被災地に送る計画もある。
「僕らが出来る限りのことをやりたい。4年間、お世話になった場所ですから」。
もちろん、全力プレーもそのひとつだ。

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