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つるやオープンゴルフトーナメント 2011

増田伸洋は開幕から2週連続のトップ5入り

千葉県流山市の自宅に直接、震災の被害はなかったが、周辺のゴルフ場では当時クローズが相次ぎ、練習場所もままならず、調整不足のまま開幕を迎えた。

加えて「ツアーは予定どおり開催出来るのだろうか」という懸念もあっただけに、今季は1打1打に今まで以上に思いがこもる。
「ゴルフが出来ること、トーナメントが出来ることにありがたさを感じる」と先週の初戦から、渾身のプレーが続いている。

この日最終日は、後半から猛チャージ。15番でイーグルを奪うとそのあと約2時間25分の競技中断を挟んでも、増田の勢いは止まらなかった。

2打目から再開した16番、さらに17番で連続バーディを奪ってついにリーダーを捉えた。先に通算15アンダーでホールアウトして、近藤のプレーを待った。

結局、逃げ切られたが「自分も精一杯やったので、悔しいというのはない」と、その表情は清々しさでいっぱいだった。
先週の開幕戦の4位タイに続いて2位タイは、2週連続のトップ5入りに「今年はいけそうな気がする」と、5年ぶりのツアー通算2勝目も見えてきた。
「これからも1打1打、手を抜かずにプレーして、被災地の方に勇気や希望を与えられたら」と、そこは真剣なまなざしで、「・・・そろそろ勝たないと、忘れられちゃうしね」と、いつものひょうきんさで決意を新たにしていた。

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