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つるやオープンゴルフトーナメント 2011

浅地洋佑くんがベストアマチュア賞を獲得

まだ17歳のアマチュアにはなおさら過酷な週末だった。2日連続の競技中断は、最終日の早朝に前日の第3ラウンドの残り競技もこなすという長丁場。
波乱続きの2日間に、「慣れていない分、無駄な体力を使っちゃった。そこが課題」と、浅地くん。

4位タイからスタートした3日目は特に、5時間32分もの中断を挟み、「感覚が狂ってしまった」と、スコアを崩した原因も自覚していただけに、反省しきり。

杉並学院高も今年最終学年を迎え、来年のプロ転向を目指しているだけに、このままでは終われない。

この日最終日は逆に、雷による2時間14分の中断のあと、再開後のホールでスコアを伸ばした。
15番からの3連続バーディで、一矢報いた。
「どうしても2桁アンダーで終わりたかったので。最後は意地で入れました」と執念の通算10アンダー。
15位タイは、憧れの先輩・石川遼と並んでのベストアマチュア賞獲得に「満足です」と、特にその点ではあどけない笑みが、いっそう深くなる。

今大会は、10代の4アマチュアが挑戦。その中で浅地くんが、ただひとり決勝ラウンドに進んだ。大会主催のつるや株式会社の西村文延・代表取締役社長も「ほかの3人は残念でしたけど、浅地くんはよう頑張ってくれたね。ありがとう!」と、“遼クンの後輩”の将来を予感させる活躍に、エビス顔だった。

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