Tournament article

日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 2011

河井博大(かわいひろお)はメジャー2連勝のチャンス!!

15番は、58度のサンドウェッジで打ったアプローチを直接入れてイーグルに、「ずっと我慢した甲斐があった」と微笑んだ。風が吹いた難条件で、この日68の3アンダーは「このコースなら、最高の出来」と嬉しそうに、でもあいかわらずどこか控えめに、とつとつと語った。

3週前の日本プロでツアー初優勝を飾って、感動を巻き起こした。今年はこれまで6試合で30代の優勝が続いているが、39歳の河井はとりわけ同世代の選手たちに大きな勇気を与えた。

シード入りとシード落ちを繰り返しながら、それでも夢を諦めず、血のにじむような努力の末に、栄冠を勝ち取ったばかりか、そのあとの試合でも快進撃が続いており、現在賞金ランキングはトップを走る。
河井に続け、とばかりに他の選手たちもみな、続々と気炎を上げている。
「河井でも出来るんだから、と思ってもらえることはいいこと」と、その現象に本人も目を細める。

新・アラフォーの星は、近ごろとみに忙しくなった。練習日には毎週のように雑誌やテレビの取材が入り、落ち着いて練習さえ出来ない。
そんなときこそ、趣味が生きる。「いつまでやっていても飽きない」という“素振り”を近ごろはもっぱらホテルの部屋で励む。
「スイングの良いイメージを作るには、一番良い」と、練習不足を補う。
また、「もともと体力もなく、暑さにも弱い」という河井には、6月の蒸し暑さが続く週末の「体力温存」としても、うってつけの練習法だ。

今週はまた、5年シードのメジャー戦で再びチャンスを迎えた。
首位とは3打差も、この難コースではあってないようなもの。
「18ホールは最後まで、気が抜けないコースで優勝に意識が行くとダメだけれど」と前置きしつつ、「可能性がないわけじゃない。明日は1球1球、慎重に打って行きたい」と、快挙達成も視野に入れた。

関連記事