今週、26日（月）に三好の東コースで行われたマンデートーナメントをトップで通過した片岡が、本戦でも好スタートを切った。

昨年も、やはりマンデーを通過して初出場を果たした。「でも東との違いに戸惑い、ずたずたになった」。
本戦の会場は一転、難攻不落の西コースだ。「うまく切り替えられずに、予選落ちをした」。あの屈辱を、忘れていなかった。「打ってはいけないところとか、キーホールも分かっている。落ち着いてやれている」と昨年の経験を無駄にはしない。

「ラフに入ってもほとんどパーオン出来た。グリーンも３回くらいしか外していない」と、ピンチもチャンスに変えるしぶとさを見せた。屈指の４番パー４では、右のラフから横５メートルにつけてバーディを奪って「流れを掴んだ」。好発進につながった。

心強い相棒もいる。
バッグを担ぐ森美穂さんは、ここ三好カントリー倶楽部の研修生。修業中のプロの卵だ。「迷ったら、彼女に聞いた」と、17番は２メートルのパーパット。「言われたとおり、真っ直ぐ打ったら入ってくれた」と、森さんのアドバイスにも救われた。
「選手が一番良いようにしてくれるし、要領がいいのでとても回りやすかった」と、その献身的なサポートぶりにも感謝した。

２００８年大会は、やはりマンデートーナメントから本戦に進んだ池田勇太が優勝争いの末に２位に。初シード入りへの大きな足がかりとしたが、「勇太さんは別格。僕は僕のプレーで頑張ります」と、気負わない。

• 片岡 大育
• 池田 勇太