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日本オープンゴルフ選手権競技 2011

連覇を狙う、金庚泰(キムキョンテ)

ディフェンディングチャンピオンの賞金王は、来季も日本を主戦場にすることに決めた。逡巡していた年末の米ツアーの予選会Qスクールの受験を今年は見合わせることにした。

というのも、今季メジャーで結果を残した金庚泰(キムキョンテ)は、同フォールシリーズの成績次第では、来季のシード権も見える位置まで賞金ランキングを上げていた。
「すぐにでもアメリカに行けたら良かったのですが」。

先週は、韓国オープンに出場するなど、母国のヒーローはナショナルオープンや、そのほかのビッグイベントで、穴をあけるわけにはいかない。その中で、「米ツアーでも」というには現実的に無理があり、また年末も厳しいスケジュールに、今季のアメリカ挑戦をひとまず断念したという。

来季は、また日本に拠点を置きながら、掛け持ち参戦で米ツアー進出を狙うという。
“残留”を決めたら、やっぱりここで存在感を示しておきたい。

昨年は、このゴルファー日本一決定戦で最終日に圧巻のコース新(64)をマーク。最終日は石川遼と2人1組の直接対決で、大逆転Vをあげた。2006年の日本アマ連覇の実力者が昨年の今大会はプロ転向後の初出場で、いきなり栄冠を手にした。日本アマと、日本オープンの2冠達成は、大会の長い歴史の中にあってなお、赤星六郎と中嶋常幸につぐ3人目の快挙達成だった。

また、1972年の韓長相(ハンジャンサン)氏以来、38年ぶり2人目の韓国人チャンピオンはこの年間2勝目で、賞金王への道を一気に駆け上っていった。

今年は“連覇”の今季2勝目で、改めてその強さを見せつけたい。

※(財)日本ゴルフ協会主催、NHKが共催する日本オープンゴルフ選手権は今年、千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で10月13日より開幕。
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