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ダイヤモンドカップゴルフ 2011

小田孔明は「3つ得した」

胸板ぶ厚い屈強な33歳が、可愛らしくピンクでまとめたウェアで「今回も、オーバーパーを打っていない」。今年から続いている自身のジンクス。
5アンダーの67に、「今日も当たった。初日から、ピンクを来て良かった」と言ってニヤリと笑った。

木の下と、上空を舞う風では「強さも向きも違うから、よく分からん」と、悩みながらも好発進。毎年、名門コースを転々としながら行われるこのサーキットトーナメントは、どの会場もラフが深く、落としどころがグッと絞られるなど、難セッティングもひとつの大きな特徴である。

600ヤードを越えるパー5は6番と18番。ツアーきっての飛ばし屋は、ほか2つのロングホールもすべてドライバーで果敢に打ったが、ことごとくフェアウェーを外した。
「ラフに行くと、左に引っかかる」と、罠にはまれば無理をせず、3打目勝負に徹した。

そのほかは、ティショットでほとんど2番アイアンを握り、「フェアウェーに行けば、バーディチャンスにつくというゴルフ。バンカーに1回も入れなかったのも、良かったんじゃないか」と納得のラウンドで、4位タイにつけた。

「ただ乗り切れないだけで、最近ずっとショットの調子はいい。ショットだけなら優勝争い出来る内容」と、自信も満々。
「1日2アンダーが目標だったけど、3つ得した。貯金が出来た」と、週末から雨の予報も計算ずくだ。

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