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The Championship by LEXUS 2010

ディネッシュ・チャンドがシード復帰の大チャンス

フィジー出身のチャンドが、大きなチャンスを迎えている。レクサス選手権は、3日目を終えて2打差の2位。最終18番は、長いバーディチャンスを決めて大喜びで、そこら中を駆け回った。
その勢いで、スタンドにボールを投げ込んだ。

ツアー3勝の実力者は、豪快なプレーが一番のウリだがその分、浮き沈みも激しく、3度目のシード落ちを喫したのは昨年。

復活を目指し、ファイナルQTランクは44位で迎えた今季は主戦場のチャレンジトーナメントですでに2勝を挙げて、たちまち自信を取り戻した。
チャレンジトーナメントで年間3勝を挙げれば、その翌週からレギュラーツアーに出場出来るが、その権利を待たずして、絶好のチャンスが巡ってきた。

ここでツアー通算4勝目を挙げれば、文句なしのシード権獲得だ。
「もちろん、それを狙ってやるし、それが出来る自信もある」。

うっそうとした松林とラフにセパレートされたこの難コースでこの3日間、地道に貫いてきたフェアウェイキープ。
「明日こそ、それが大きな鍵を握る。あとはラック(幸運)が来るまで待つだけです」。
ニヤリと笑った。

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