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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2010

QT組の岡茂洋雄(おかもひろお)が暫定6位に

ノーシードの42歳が奮闘している。プロ13年目の岡茂洋雄(おかもひろお)が今季出場3試合目にして通算6アンダーは、暫定6位につけている。

この日2日目はまず、早朝6時半より日没サスペンデッドとなっていた、前日初日の残り5ホールを消化。

再開ホールの14番から、3連続バーディを奪った。
「15番では10メートルの下りフックが入って。これが大きかったと思う」。
続く第2ラウンドも、そのままリズムに乗って67をマークして、改めてあの人の声がよみがえる。

「ゴルフは2〜3メートルの距離をいくつ入れるかが勝負。いくら良いショットを打ってもそれが出来なくては、つまらない」。

パットの名手、谷口徹の言葉だ。
広島県は同郷の親友、河井博大(ひろお)を仲介役に、教えを乞うたのは1ヶ月前。

「秘伝の技を教わった」。
秘密厳守の技術論に加えて、「勝負どころのパットを決めるコツを教わった」。
先の「レクサス選手権」で2日目に3位タイにつけたのも、最終的に17位でその翌週に実施された出場優先順位のリランキング(順位の見直し)で、当初の58位から、17位にジャンプアップ出来たのも、谷口のおかげだ。

しかも、現在の平均パット数は、1.6864でランク1位。
今週は開幕直前に、谷口にそのことを自慢したら、軽くあしらわれた。

「今の時点でトップなんて意味がない。そういうのは、シーズンが終わってシード権をとってから言うことや」。
そう一笑に付してから、ガツンと言われた。
「来週には、抜いてやる」。
挑発も、受けて立つ。
「谷口さんに、抜かれないように頑張ります」。
目下、念願の初シード入りも、毒舌の先輩が励みだ。

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