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Novil Cup 2012

43才のベテラン岡茂が2位に敗れる

左手首の月状骨軟化症の進行を抑えながら、トーナメント参戦を続ける岡茂洋雄が2イーグルを奪うなど3アンダー・69でまわり通算2アンダーの単独2位でホールアウトした。
手首の病状を考えれば、満足のいく成績だったかもしれないが、初優勝まであと一歩という惜しい2位だった。

7番のチップインイーグルで通算1オーバーから一気に通算1アンダーとし優勝争いに加わった岡茂は、1組前をプレーするヤンと激しい優勝争いを繰り広げる。
ヤンが11番のイーグルを奪い2打差とすると、岡茂は11番をバーディとし1打差に詰め寄る。
ヤンが16番でこの日2つめのイーグルを奪い3打差に広げると、多くの者がヤンの優勝と予測した中、池越えのセカンドショットをウッドで狙い見事1ピンに2オンし、この日2つめのイーグルを奪取し、再び1打差に詰め寄った。

ここで、イケイケの岡茂に予想もしなかった心境の変化が訪れる

「16番のイーグルでヤンに並んだと思ったんですけど、ボードをみて、ヤンが5アンダーと1打上にいたので、あと2ホールで、もうひとつスコアを伸ばさなければいけないとあせってしまった。それでひっかけてしまって、結局ダボにしてしまいました。」

このダブルボギーで岡茂の初優勝の目は消滅してしまい2位で大会を終えることになった。
優勝にこそ手が届かなかったが、単独2位で135万円の賞金を獲得。来季のツアー出場権にむけて好スタートを切ったことだけは間違いない。

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