Tournament article

関西オープンゴルフ選手権競技 2010

2試合連続Vがかかる、高山忠洋

先のサン・クロレラ クラシックで5年ぶりのツアー通算3勝目を挙げた。その翌日に、大先輩から連絡があった。地元・和歌山の星林高校は野球部のOB、小久保裕紀選手。

福岡ソフトバンクホークスで活躍する内野手は、ちょうどその週に対・日ハム戦で、やはり北海道入りしていたのだ。

さっそくその晩に祝宴の約束をして、5年ぶりの再会を果たした。

「照れもあってか、特別な言葉はなかったけれど、僕の優勝を喜んでくれている、というのは伝わってきた」。
いまは世界は違えど、互いの健闘を改めて誓い合った証拠に高山は、その翌日はツアー外競技の「旭川オープン」で6位に入り、同じ日に、小久保さんはホームラン。

「優勝した翌日に久しぶりに会えたり、不思議な縁を感じた」という。

その前週には、祖父の松秀さんの命日にあたる大会3日目に「もう絶対にダメだ、というところからボールが出て来たり、運があった」と、これまた見えない力に支えられて掴んだ勝ち星だ。
先の2週間のオープンウィークには、さっそく墓前への優勝報告を計画したが、「優勝カップのレプリカが、まだ来ないということでそれはひとまず延期に」。

どうせなら、「おじいちゃん」には2試合連続Vの報告といきたい。

関連記事