フジサンケイクラシック 2018

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飛びすぎ注意! 星野陸也が大量リード

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最終日を前に飛びすぎ注意!! ひょろりと長身の22歳が、自慢の豪打を駆使して5打差の首位に立った。標高1000メートルの立地か、V争いにわき出るアドレナリンか。
なぜか日に日に飛距離が伸びていく。
「今日は10ヤードは飛んでいた。気合いが入っているせいかもしれないですけど、DRだと飛びすぎて、突き抜けてしまうことがある」。
ならば、とコントロールの効く3Wに持ち替えても、「行くときは300ヤード近く行く」と、何の遜色もない。
「今日DRを持ったのは、6回だけ」。
535ヤードもある5番や、493ヤードの8番など長い長いパー4も、あえて3Wで打っても余裕でチャンスを作れる。
8番では160ヤードが残った2打目で、52度のウェッジを持った。ピン横3メートルのチャンスを沈めて、5番、6番の連続ボギーの悪い流れも途切らせた。

後半13番ではチップイン。「アプローチは好き。難しいライとか楽しみながらやっている」と、攻守共に合わせて後続を一気に突き放しにかかった。「差は多ければ多いほうが」と、最後も連続バーディで締めた。18番では165ヤードからこれまた楽々と、52度で6メートルに乗せたバーディチャンスを逃さず、初優勝への堅牢な牙城を築いて「明日も飛びすぎないように。距離感を大事にプレーする」と話した。

普段から、米選手の動画を覗いて「マキロイの体の使い方や、ジョンソンのタイミングとかリズムとか」。トップランカーの手本をつぎはぎして、自らのスイングに生かしてきたが、6月。現地ウェイティングで滑り込んだ全米オープンで、生身の手本を見て「動画と全然違う!」。
何より実際に行って見ることの大切さを痛感して帰ってきた。
雰囲気にのまれるどころか嬉々として、会場を隅々まで見て歩いてウッズのサインもゲット。
「飛距離もめっちゃ必要だと感じなかったし、米ツアーは僕にはアマチュアからプロの試合に行くイメージ。ちょっと頑張れば、行けるのかな?」。
25歳までの米参戦が、目標になった。
同じマネジメント事務所の石川遼も、再挑戦を目指している夢舞台。
「遼さんと一緒に行けたらいい。そしたら色々と、教えてもらえそうだから」と、屈託なく笑った。
「日本でしっかり実力をつけながら、アメリカで戦う準備をしたい」。
そのためにもまず1勝は、譲れない。
2010年に、ここ富士桜で連覇を飾った石川が昨年、星野に言ったのが「勝てるときにしっかり勝て」。
最終日を前に、大量リードを奪った今こそ、先輩の言葉を胸に刻む。

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