タマノイ酢よみうりオープン 2000

大会記事

「40歳を過ぎて、『もっと上のレベルに行きたい』『うまくなりたい』という気持ちが出てきた

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「やっぱり、今年はシード外選手だから(ファイナルクォリファイングトーナメント 1位)頑張らないとね(笑)。
今年の春先、豪州ツアーに行って、2試合ほど出て、今年は『うまくなろう』とする向上心を持ってやろう、という気持ちになれた。それに、春先の開幕はいつも、うまくスタートしていこう、というくらいにしか考えてなかったけど、今年は初めからガンガン行こう、と。そういう精神的なものが、今の成績に(今季予選落ちなし、賞金ランク10位)出ているんだと思う。
今年はクラブを変えて(ミズノ300S)、それが非常にあっていると思う。もともと僕は古いタイプのクラブが好きだったから。いつも春先は1回くらい、ギックリ腰を必ずやっていたけど、今年はまだないし。体への負担がないということは、今のクラブがあっているということだと思う。
僕には、『またアメリカでやりたい』との気持ちがある。40歳をすぎて、『もっとうまくなって上のレベルに行きたい』『勝ちたい』という気持ちも出てきているんです」

★水巻善典昨年は、賞金ランク80位でシード落ち。ファイナルクォリファイングトーナメント(QT)、いわゆる“ツアー出場予選会”に参加したのは10年ぶりのことだった。
「昨年は、ずっとパットの調子も悪くて、それで気持ちが乗らずにダラダラとやっていたことがシード落ちの原因」と水巻。そのうっぷんを吐き出すかのように、QT4日目には10個のバーディを積み上げ63でラウンド。3位に浮上し、波に乗って6日目の最終日には、ランク1位に。長年、ツアープレーヤーとして活躍してきた本領を発揮したかっこうだった。


93年には、米ツアーのQスクールに挑戦。翌年は、日米半々のスケジュールで国内2 勝。米ツアーでもバイロンネルソンクラシックで6選手とのプレーオフにもつれこんで2位タイに入るなど活躍し、シードを獲得した。これを自信に、それまでの“遠征”を、“常駐”に決めてフロリダに住居を移すなど、非常にアメリカ思考の強いプレーヤーで、今ももちろんその気持ちは変わらないという。
現在は、逆単身赴任とでも言おうか、フロリダに家族を置いて日本ツアーで戦っている。ちなみに今週は夏休み中の長男・賢人(けんと)君が、応援にきている。先週はツアーを休んで1週間の家族サービス。「普段、全然会えないものだから、『次はあれしよう、これしよう』って大変。ゴルフしているほうが、よっぽど楽かも」と苦笑するが、子供と過ごす貴重な時間が、リフレッシュにつながっているのも確か。


「賞金ランクとか、シードとか。優勝とかいうことよりも、もっと上のレベルへ―」
今年42歳を迎える水巻が、ますます充実の時を迎えている。

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