第1回大会の2003年に続き、2度目の代表キャプテンを務める青木功は、今回の“雪辱戦”に並々ならぬ闘志を燃やしているという。

16.5対7.5ポイントの大差で敗れた前回大会。人一倍、勝負にこだわる男がこのままスゴスゴと、尻尾を巻いて引き下がるわけがない。

「今回は、絶対に負けられないという不退転の決意を持って臨む覚悟でいる」。

国の威信を取り戻すために、4月15日開催の第2回大会には、前回以上のベストメンバーをそろえた。

昨年の賞金王・片山晋呉や谷口徹ら、ダイナスティランキングで選出されたトッププレーヤーに加え、さらなる切り札として、青木が白羽の矢を立てたのは丸山茂樹と伊沢利光だ。

キャプテン推薦枠で、2002年のワールドカップ優勝コンビを迎え入れ、「今回は、絶対にダイナスティカップを日本に持って帰ってくる！」と、高らかに宣言している。

キャプテン・青木功の話
「前回は残念ながらアジアチームに接戦の末、負けてしまったが今回は絶対に負けられないという不退転の決意を持って臨む考えでいる。
今年はＵＳツアーで活躍している丸山君も日本チームの勝利のためにチームに加わり、日本からも過去5年間の賞金王である伊沢君、谷口君、片山君をはじめ、現在、日本ツアーを代表する素晴らしい選手たちも加わったベストメンバーが揃ったと確信している。そのような意味では、今回のこの勝負は、日本の男子ツアーの将来がかかった大一番といっても過言ではないだろう。
とにかく、今回は絶対に勝ってダイナスティカップを日本に持って帰ってくることを、ファンのみなさんに約束します」

キャプテン推薦による初出場！　丸山茂樹の話
「前回のダイナスティカップ、昨年、韓国で行われた日韓対抗、そして昨年の日本ツアーでの外国人選手の活躍を、海の向こうでとても悔しいと感じました。
やはり、日本ツアーは日本人選手が元気で活躍しないと日本のゴルフファンは納得してくれないと思います。
チーム戦はメンタル面が大きく左右するゲームで全員が一丸となって戦うことが大切になってきます。僕は過去にプレジデンツカップに出場したことがあり、さまざまな経験をさせていただきました。その経験を、日本チームのために生かせれば、と思っています。
今回出場のチャンスをくれた青木キャプテンにはとても感謝しています。
最後に、ファンのみなさんにはひとこと、“今回は勝つために行きます”」

• 青木 功
• 片山 晋呉
• 谷口 徹