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サトウ食品NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2002

「チャンスを掴んで、日本で戦い続けるチャンスを」

 日本ツアーは6年ぶり、豪州出身のクレイグ・ジョーンズが首位タイ
 6年ぶりの日本ツアーで、名刺がわりのV争い。豪州出身のクレイグ・ジョーンズがトップタイで、大会を折り返した。

 昨年、「大好きな日本で、やってみたい」と、QTに初挑戦した。
 だが、ファイナルステージでふるわず、出場優先順位は72位(QTランクは66位)。
 前半戦はまったくチャンスがなく、ようやく、出番がまわってきた今大会が、「まあ、日本のデビュー戦みたいなものいなるね」
 過去、キリンオープンに出場したこともあるが、それも、96年大会と、遠い昔の話。久しぶりの日本ツアーに、
 「みんなすごくレベルがあがっていて、予選カットもアンダーパー。故郷のツアーじゃ、トップ20より下は、大たたきしてる選手ばっかりなんだけど」
 目を丸くしつつ、自身も、16番のイーグルを含む67でまわって通算10アンダー。今季初戦で、いきなり存在感を示した。

 得意クラブは、「ドライバー」という。
 「ストレートボールで、ほとんど曲がらないんだ。飛距離?いやいや、そんなに飛ばないよ。せいぜい、300ヤードくらいかなあ…」
 涼しい顔で、さりげなく長所をアピールするジョーンズの、今週の目標は、「もちろん優勝、または5位内に入って、翌週の試合の、出場権を手に入れること」
 このチャンスを逃すと、後がないジョーンズは、「なんとか、日本で戦いつづける資格を得たい」と、必死なのだ。

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