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アジアパシフィックオープンゴルフ選手権競技キリンオープン 2000

「どうして1日でこうも変わってしまうのか…」星野英正

期待のルーキー・星野英正にとってはプロの厳しさが身にしみる苦いデビュー戦となってしまった。初日と同じく5オーバーを叩き、トータル10でカットラインに3打及ばず予選落ちを喫してしまったのだ。
「自分で納得行きません。どうして1日でこうも変わってしまうのか、何でなんだろう」としきりに首をかしげる星野。
「今までの自分じゃないようなゴルフになってしまって、ショットは練習した意味がないような、飛ばないし、当たらないし…。パーオンしないからアプローチとパットで何とかしようとするんですけど、何が何だか分からなくて、苦しかったです。プロだからという意識はしていなかったですが、周りから見られているから、今まで以上のゴルフをしていい結果を出そうという思いはありました」
そんな星野のゴルフを2日間一緒に回って見ていた細川和彦は、「多分プレッシャー。慣れれば自分のモノを持っている選手ですから、怖い存在になると思う。林に打ちこんでもきっちりフェアウェイに戻して、パーを取るという手堅いゴルフをしますから、マッチプレーのような戦いになったら強いんじゃないですか」と、将来性ありの太鼓判を押していた。

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