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フジサンケイクラシック 2008

藤島豊和がコースレコードタイ

ここ富士桜カントリー倶楽部は標高1000メートル。その分、空気が軽いせいか「いつもよりも飛距離が出る」とはいえ、それにしても飛びすぎた。565ヤードの15番パー5。第2打の残りは300ヤード以上はあった。
「まさか、届くわけがない」。安心してスプーンを握ったが、フォローの風も手伝って、キャリーで手前ラフに落ち、そのまま転がって余裕の2オン。
前組がまだグリーン上でプレー中だっただけに、本人も青ざめるやら度肝を抜くやら。

「平謝りでした」と振り返る。

会心の当たりは先週の大会にさかのぼる。
3日目と最終日に、東北福祉大の先輩、谷原秀人と同じ組で回り、ホールアウト後に特訓を受けた。
「特にドライバーで、オーバースイングになっている」。
もっとコンパクトに振れとアドバイスを受けて、「ミート率が上がって、曲がり幅も小さくなった」という。

加えて、この日はグリーン上も冴えた。
今週から持ち替えたピン型もパターがハマった。
7番で12メートルの長いバーディパットを沈めたほか、8番、17番で6メートルのパーパットを入れるなど、再三のピンチもしのいだ。

アンジュレーションが強く、特に下りは高速と言われる富士桜のグリーンも難なく攻略。
ボギーなしの「64」は、コースレコードタイで首位スタートを切った。

先週のバナH杯KBCオーガスタでツアー初優勝をあげた甲斐慎太郎は宮崎県、藤島は熊本県。
同じ九州地区出身の同期生は、ジュニア時代からの親友でもある。

甲斐は、昨年の藤島の初シード入りに発奮して結果を出した。
藤島は、先週の甲斐の活躍に「負けたくない」と闘志を燃やす。
「ジュニア時代は僕よりもいっぱいタイトルを取って、一目置く選手」と甲斐が言えば、「慎太郎はもともとアプローチとパットがバツグンに上手い選手」と褒めた藤島。

互いに尊敬し、高め合えるライバルの存在が、27歳の活躍につながっている。

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