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PGAフィランスロピー 2000

第2ラウンド中止のお知らせ 日下敏治JGTOエグゼクティブディレクター

「昨晩から朝までのコース周辺の雨量は73ミリ。そして、この日の10時まではさらに 96ミリと、雨量は増す一方です。やはり、これだけ降っただけに朝の時点で全ホールでバンカーに水がたまり、流水跡がついて使用不可能な状態になっておりました。
コースの方々には、すぐに1番ホールから、ポンプでバンカーの水を汲み上げ、流水跡を直していくという作業をやっていただき、4番か5番くらいまで作業が終わった時点で、スタートを始められたら、と考えていたのですが作業中にも雨が降り続き、「やってもやっても間に合わない」という状況で、すぐにまた水がたまっていきました。
作業状況を見ながら、当初予定の7時30分から8時30分、9時、9時30分、10時30分とスタート時間を変更していったのですが、やむをえず、11時30分に中止を決定させていただきました。
中止の理由としましては、テレビ放映時間の関係で、どうしても最終日は3時に終了させたい、とのご希望があったこと。3時を目標に計算していきますと、最終日最終組のスタートは、プレーが約4時間半かかると考えまして朝10時までには終了していないといけません。もし、2日目のこの日がもしサスペンデットになったとすると、残り組は最終日の朝6時半にスタートさせて…と、1日ごとにさかのぼってスタート時間、ホールアウト時間のシュミレーションを致しました。
その結果、今日は11時半までに第1組がスタートしていなければ最終日3時に競技を終了させることは不可能と判断しました。今日、11時半から第1組がスタートすれば、今日はひとまず第2ラウンドの午前組が終了。明日の土曜日の朝には第2ラウンドの午後組をスタートさせ、その日のうちに予選カット、ペアリングの組替えをして、第3 ラウンドをスタートさせる、という流れになります。
しかし、今日はすでに11時半までスタートを遅らさざるをえない状況でした。これから再開するにせよ、コース修復に少なくとも1時間はかかってしまい。どうしても、トップスタートは12時半をまわってしまいます。
もちろん、72ホールを消化させることが日本プロゴルフ協会、そして我々、日本ゴルフツアー機構の目指すところではあるのですが、今回はやむをえず、中止を決定。予選第2ラウンドは明日10日の土曜日に、決勝ラウンドは12日(日)の1日のみで、54 ホールストロークプレーに短縮いたします。
またその際の賞金につきましては日本プロゴルフ協会のご理解をいただき、選手たちへの支払いは100%、賞金ランクへの加算額は規定どおり75%カットといたします。
今日は、コースの方々には早めの対応で、力を尽くしていただいたのですが、悪天候のためあえなく中止となってしまいました。
悪天候の中、わざわざ足を運んでくださったお客さまもいらっしゃいます。ほんとうにありがとうございました。
幸い、明日土曜日はくもりの予報が出ています。ぜひ再び会場にお越しになり、選手たちの熱戦をご覧下さい。

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