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全日空オープン 2000

マンデートーナメントから出場の山添昌良がトップタイ「ツアーに出られる喜びを感じながらプレーしています」

 この日も、輪厚は朝から雨模様。
 芝はますます水分を含んで、ランが出ない。ラフは重く、クラブに絡みつく。
 そんな状況の中、フェアウェーをはずしたのは「たった1回だけ。パー5は全部、残り100ヤードを残すようにしたら、楽にプレーできました」という山添。
 今季、まだツアー2試合目。少ないチャンスを生かして、好発進だ。

 出場権のない選手に広く門戸を開く意味で、開催週の月曜日に行われる予選会をマンデートーナメントと呼ぶが、この日、首位につけた山添昌良は、このトーナメント“出身”だ。
 マンデーの日の天気は雨。
 それで山添は、「これだけ雨が降ると、ラフは深いし水分を含んで球が飛ばない。とにかくフェアウェーキープ、そしてパー5のホールは100ヤードの距離を残すようにしよう」との戦略を立てた。
 それが功を奏して、2アンダー、2位の順位でマンデー通過。今季2戦目のツアー出場を果したのだった。

 そして、初日のこの日も、輪厚は朝から雨模様。
 山添は、マンデー時の作戦を再び実行し、好スコアにつなげた。
 前半の12番パー5は残り100ヤードを8番アイアンで打って、右50センチ。13番も9番アイアンで50センチ。

 17番パー5は、第3打を8番アイアンでピン下にピタリ。
 後半も2番でバーディ、6番では残り15ヤードをチップインバーディで決めて、ノーボギーの67。
 「まだ2試合目。ツアーに出られる喜びを感じながらまわっています」という山添は、2日目以降も「今日とスイングが変わらないように、したいと思います」と豊富を語った。

★山添昌良
 10歳のとき、父・裕弘さんに連れられて練習場に行ったのがきっかけでクラブを握る、初ラウンドは5年生のとき、120でまわってきた。
 ジュニアの大会にも出場したが目立った成績はない。
 大阪の高校に進学、しかし「早くプロになりたい」と2年で中退。玉県の鳩山CCの研修生になり、90年に資格認定プロテストで合格した。

 ツアー10年目の今年は、「自分の中で何か変えたい部分があった」と、兄・彰久さんの紹介で知り合ったクラブクラフトマン(クラブ職人)・青山英也さん(40歳、大阪府在住)のもとでスイング改造に取り組んでいる。「これまでよりスイングの力みがなくなって、安定感が増した」と、これも、初日の好スタートの一因に。

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