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東建ホームメイトカップ 2006

連覇をねらう、高山忠洋

「男子ツアーを盛り上げたい」どの選手もそんな思いに溢れてこの開幕戦を待ちわびてきたが、中でも並々ならぬ闘志を燃やすのが高山忠洋だ。

開幕戦『東建ホームメイトカップ』のディフェンディングチャンピオン。
そして賞金加算は2006年ながら、昨年の12月に行われたアジア・ジャパン沖縄オープンのチャンピオン。
連覇と、2試合連続優勝がかかっているからだ。

新シーズンにむけこのオフ、高山がいち早く取り組んだのがダイエットだった。
さらにキレのあるスイングを目指し、6キロ減。
研修生として、所属コースの岐阜県・法仙坊ゴルフ倶楽部に入ったのが18歳だった。
そのとき、のちに師匠となる石井裕士プロに「まん丸顔」と言われた頬も、今ではグっと引き締まり、精悍な顔つきになった。

出身は和歌山県だが、いまは岐阜県で一人暮らし。
今年から東建ホームメイトカップの会場が同県可児市にある東建塩河カントリー倶楽部に移り、自宅
通勤が可能となった今週は、準・地元での3勝目に期待がかかる。

また、アジア・ジャパン沖縄オープンは昨年の開催ながら、賞金は2006年度に加算される。このため、賞金ランク1位。
「シーズン最後まで、トップで走り続けたい」。
早くも賞金王さえ視野に入れた。

この日12日(水)に行われたプロアマ戦でも、たくさんのギャラリーから激励を受け、ますますやる気に。
「お世話になった人たちの前で、ぜひ勝ちたい」と、気合が入っている。

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