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つるやオープンゴルフトーナメント 2004

つるやオープン第6回大会チャンピオン、尾崎直道

「誰か!僕にもっと飛ばす方法を教えてよ!」
つるやオープン第6回大会チャンピオン、尾崎直道
99年大会のチャンピオン・尾崎直道は、この日のラウンド中に思わず悲鳴をあげた。
「誰か!僕にもっと飛ばす方法を教えて!!」。
大会前日の水曜日に行われたプロアマ戦で、直道のチームでラウンドした田中一輝君 (=写真右)は、近畿大学附属中学の3年生。武器は、15歳ながら300ヤード近く飛ば す圧倒的なその飛距離だ。
この日の競技方法はスクランブル方式。4人1組のチーム戦で各ショットベストボール を選んでプレーするのだが、ティショットで採用されるのはほとんどが、いちばん飛んでいる田中君の ボールなのだ。
これには、直道もだんだん元気がなくなってきて「中学生に負けるなんて・・・。俺、 なんか自信なくしそうだよ・・・」とションボリ。
田中君は、今大会つるやオープンのプロアマ出場権をかけた、ジュニアの大会『つる やチャレンジカップ』で、男子の部で優勝した逸材だ。将来の夢は、もちろん「プロ ゴルファー」。直道の賞賛の言葉に「そんな・・・僕なんかまだまだです」と謙遜しな がらも、夢実現にむけてひそかに自信をつけたようす。
「今日の直道さんとのラウンドを励みに、また頑張って練習します」。ゴルフ界の将 来を担う若い力は、確実に育っている。

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